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電力会社の『実質再エネ100%』とは?『非化石証書』は意味ないって本当?

オクトパスエナジー
記事内に広告が含まれています。

『新電力』の料金プランや企業サイトを見ると、よく目にする言葉があります。
──『環境配慮』『実質再エネ100%』『非化石証書』―――


一見すると「環境にやさしい宣言」に見えますが、どんなことをして環境にやさしい宣言をしているのか?は知らない人が多いと思います。

そして、本当に再エネ100%なのか、私たち消費者が得をするのかは全くの別問題です。

そもそもとして、『環境配慮とは何をしてるのか?』『再生可能エネルギーとはいったいどんなエネルギーのことなのか?』などこの記事では、専門用語は最小限にして、電力の実態を分かりやすく解説します。

 

ひろの
ひろの

実質〇〇って言葉はスマートフォンを購入するときにもよく聞くよね?

だいち
だいち

うん、スマホだと割引と機種代を相殺してるだけ。電気の『実質』は仕組みが違うんだよ。

ひろの
ひろの

へぇ~どう違うの?なんかグレーな感じがするんだけど…

だいち
だいち

そんなことないから安心して!

だいち
だいち

今回は『実質再エネ100%』『非化石証書』の仕組みと、消費者目線での利点・注意点を丁寧に噛み砕いて説明するよ!

 

✅この記事でわかること➡

・環境配慮って何をしてるの?
・実質再エネ100%とはどんな意味があるのか?
・非化石証書の意味と仕組み
・今後の展開と金額の推移

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  1. 地球温暖化問題について
  2. そもそも再生エネルギーと化石燃料の違いは何?
    1. 再生可能エネルギーの発電方法
    2. 化石燃料って何?
    3. 今と昔の発電方法と割合の推移
      1. 1985年の発電方法と発電割合
      2. 1995年の発電方法と発電割合
      3. 2023年の発電方法と発電割合
  3. 環境配慮とは、何が配慮されているのか?
  4. 環境配慮しないとどうなる?今後の電力・地球への影響
    1. 1. 地球環境への影響:温暖化の加速
    2. 2. 電力システムへの影響:コストの高騰と不安定化
      1. A. 燃料輸入リスクの増大
      2. B. 罰則によるコスト増大リスク
  5. 📊 【参考】日本の発電方法と割合の推移
  6. 実質再エネ100%の『実質』とは何なのか?
    1. 「電気」と「環境価値」の分離
    2. 『実質』の意味:非化石証書の購入
  7. 実質再エネ100%と再エネ100%の違いはあるのか?
    1. 違い1:発電方法の構成
    2. 違い2:CO2​排出量とコスト
      1. CO2​排出量(環境への貢献度)
      2. コストと安定性
      3. 💡 結論
  8. 非化石証書とは何?
    1. 1. 非化石証書の仕組み:価値の分離
    2. 2. 誰がお金を払っているのか?(コストの疑問への回答)
    3. 3. 非化石証書のメリット
  9. まとめ【あなたにできる環境配慮は?】
    1. 知識武装が、未来の電力への第一歩
    2. あなたが今日からできる、3つの環境配慮
      1. 1. 電力プランの見直し:環境価値の購入に参加する
      2. 2. 契約先の企業の姿勢をチェックする
      3. 3. 節電意識を常に持つ

地球温暖化問題について

CO2ゼロのイメージ

地球温暖化は、電力による環境汚染を語るうえで避けて通れない重要な課題です。

1985年ごろから「化石燃料が大量のCO2を排出する」という問題が指摘され、国際的な取り組みも進んできました。

1997年の京都議定書、2015年のパリ協定などを経て、いまでは『カーボンニュートラル(脱炭素社会)』が世界共通の目標になっています。

『省エネルギー』『再生可能エネルギー』という言葉を聞くと難しく感じるかもしれませんが、私たち一人ひとりの生活にも身近な形で広がっています。

たとえば、電力会社を選ぶこともその一つ。再生可能エネルギーを積極的に取り入れている会社を選ぶだけで、温暖化対策に貢献できるのです。

地球温暖化は深刻な問題ですが、同時に『私たちの選択次第で未来を変えられるテーマ』でもあります。


そもそも再生エネルギーと化石燃料の違いは何?

違いのイメージ
ひろの
ひろの

地球温暖化がよくないのは分かったけど、そもそも再生可能エネルギーってどんなエネルギーなの?

ひろの
ひろの

再生可能ってことは、1度使ってもまた使えるってこと?

だいち
だいち

そうだよね!再生可能エネルギーについて知らないと難しい話だと思うから説明していくね!

再生可能エネルギーとは…

簡単に言うと、資源が枯渇しないエネルギーのことです。

意味を聞くととんでもないエネルギーのことかと思いませんか?ただ、再生可能エネルギー源は意外にも私たちの身近に多く存在してるんです!

再生可能エネルギーの発電方法

再生可能エネルギーの発電方法は、以下のものがあります。

  • 水力発電(ダム式、水路式など)
  • 太陽光発電(ソーラーパネル)
  • バイオマス発電(木材、生ごみなど有機物)
  • 風力発電(陸上、洋上)
  • 地熱発電

上記5種類が日本で多く使用されている再生可能エネルギーです。
世界的にみるとまだまだ研究が進められているものも多く存在します。

例えば…

海の力を利用して発電する、海洋エネルギーがあります。
波や潮の満ち引き、海流など活用して発電ができるそうです。

このように、再生可能エネルギーとは、

地球が持つ(太陽の光、風、熱、水)自然の力を利用し、資源が枯渇せず、発電時にCO2​をほとんど出さないエネルギーの仕組みのことをいいます。

 

ひろの
ひろの

地球の力を利用して、CO2​も出にくいから再生可能エネルギーって環境にやさしいんだね!

ひろの
ひろの

あれ?でも確か、今って火力発電がメインなんだよね?

だいち
だいち

正解!現代では化石燃料を使った火力発電がメインなんだよ!
だけど、その化石燃料って、そもそも何のことか知ってる?

だいち
だいち

実は化石燃料=火力発電ではないんだ。
それじゃあ次は、化石燃料について説明していくね!

化石燃料って何?

いきなりですが、『化石』という文字を見て、何を想像しますか?

 

ほとんどの方が、土の中に眠っている昔の動物の死骸やアンモナイトのようなもの想像するかと思います。

化石燃料とはまさに、

遥か昔の動植物の死骸が地中で長い年月をかけて変化した、
資源に限りがある』燃料のことです。

具体的には、

  • 石炭
  • 石油
  • 天然ガス

の3つの燃料のことを指します。

化石燃料は非常に安価で便利ですが、燃やすと地球温暖化の最大の原因である、大量の二酸化炭素(CO2)を排出してしまうのが最大の問題と言われています。

 

だいち
だいち

ちなみに、燃料を燃やす火力発電の中でも、バイオマス(木材チップなど)を燃やすものは、CO2​の総量が増えない仕組みのため「再生可能エネルギー」に分類されているんだ。

ひろの
ひろの

二酸化炭素がたくさん出るってことは、もっと再生可能エネルギーで発電しないとダメってことだよね?

だいち
だいち

そうなんだけど…大人の事情もあるからね。
いきなり全部変えることはできないんだよ…

だいち
だいち

それでも、昔と比べてかなり発電方法も変わってきたんだ!
今と昔の発電方法の変化を比べてみよう!

今と昔の発電方法と割合の推移

発電方法や、割合にどの程度の変化があるのか見てみましょう!

まずは、1985年に世界で環境汚染が注目され始めた直後の日本の発電方法と割合です。

1985年の発電方法と発電割合

1985年度の割合は、火力発電がメインとなっており、次に原子力発電、水力発電と続いています。
環境問題が提起されましたが、まだ再エネに関しての意識は薄いといえます。

それでは、次は10年後の1995年を見てみましょう!

1995年の発電方法と発電割合

1995年は、主に火力発電と原子力発電に頼っていました。

そして、環境問題が世界的に話題になって10年たったにもかかわらず、水力発電の割合が5.3%1985年の17%から大きく減っています。

これは、水力発電の発電量が減ったわけではなく、日本の電力需要(使う電気の総量)が経済成長とともに爆発的に増えたためです。

水力はすでに開発し尽くされていたため、増大する需要を賄うために、火力発電や原子力発電に頼らざるを得なかった、という当時の状況がわかります。

火力発電の内訳を見ると、オイルショックを経てはいるものの、まだ石油(約27%)の割合が大きく、CO2​排出の多い化石燃料への依存度が高い状態でした。

では、上記データを見た上で2023年の統計はどのように変化していっているのかを見てみましょう。

2023年の発電方法と発電割合

2023年度の発電割合を見ると、1995年度から大きな変化があったことがわかります。

まず、2011年の福島第一原発事故の影響もあり、原子力発電は大幅に減少し(約7.7%)、その穴埋めとして火力発電の依存度(約66%)は依然として高いままです。

しかし、明るい変化として、再生可能エネルギーは全体の2割超と大きく増加しています。特に、導入量が最も多かった太陽光発電(約11%)がこの増加を牽引しました。

たった20年ほどでこのように変化したのは、国際的な目標達成に向けて、国を挙げて環境配慮に力を入れている証拠です。

では、環境配慮とは、本当に発電方法を変えるだけで完結するのでしょうか?
私たち一人ひとりにできることはあるのでしょうか?


環境配慮とは、何が配慮されているのか?

環境配慮のイメージ
ひろの
ひろの

えーと、発電方法を再エネに変えることで二酸化炭素が減るんだよね?
じゃあ、方法を変えれば「環境配慮」は完了ってこと?

だいち
だいち

それが、そんなに単純じゃないんだ…
ただ、発電方法を変えるという『ハード面』での配慮はもちろん重要だよ

だいち
だいち

だけど、電力会社がよく使う「環境配慮」には、『価値の購入』という別の仕組みも含まれているんだ。

ひろの
ひろの

価値の購入?それってなんでもお金で解決する大人の悪いところ?
やっぱりグレーなことしてるよね?

だいち
だいち

まさに今回のポイントはそこ!
電力会社の『実質』という言葉の裏側にある、非化石証書に繋がっていくんだ!

環境配慮とは、発電方法を再生可能エネルギーに変えるということだけではありません。

  • 『CO2​を出さない電気』を自社で作る
  • 『CO2​を出さない価値』を市場から購入する

この両方を行うことが、とても重要になります。

しかし、新しくできたすべての新電力会社が自社で大規模な発電設備を用意し、完全に再生可能エネルギーのみで電気を賄うことができるでしょうか?

 

答えは『NO』です!

 

実際、新電力会社は、自社で発電した電気だけでなく、他の発電所から電気を買ったり電力市場から調達したりして、電気を供給しています。 
そして、その電気は、大手電力会社が管理している送電網(電線や変電所など)を間借りして、各家庭に届けられています。

こうした仕組みをうまく活用し、新電力会社は環境に配慮した電気を各家庭に送っているということになります。

 

それでは、もし企業や私たちが環境配慮をせず、CO2​を出し続けてしまった場合、私たちの電力と地球はどうなってしまうのでしょうか?


環境配慮しないとどうなる?今後の電力・地球への影響

今後の電力影響のイメージ

もし、企業も私たち消費者も環境への配慮をせずに、安価な化石燃料(石炭・石油・天然ガス)に頼り続けてしまった場合どうなると思いますか?

実は、影響は地球環境だけでなく、今や私たちの生活に必須である『電力システム』の双方に深刻な問題をもたらします。

1. 地球環境への影響:温暖化の加速

化石燃料を燃やして電気を作り続ければ、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2​)の排出量は増え続け、カーボンニュートラルの目標達成が不可能になります。

その結果、異常気象の激甚化、海面の上昇、生態系への影響など、私たちの生活環境そのものが大きな危機にさらされます。

環境配慮は、電力料金や企業のイメージ戦略ではなく、私たちの未来を守るための最重要課題なのです。

 

カーボンニュートラルとは…

二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量から、植林や技術などによる吸収量・除去量を差し引いて、実質的な排出量をゼロにすることを目指すこと

2. 電力システムへの影響:コストの高騰と不安定化

A. 燃料輸入リスクの増大

日本は、化石燃料のほとんど(約99%)を海外からの輸入に頼っています。
世界情勢が不安定になるたびに、燃料価格は乱高下し、そのまま電気料金に跳ね返ります。

再生可能エネルギーは一度設備を作れば、燃料コストはほぼかからないため、化石燃料への依存度を下げることは、日本の電力価格を安定させることに直結します。

B. 罰則によるコスト増大リスク

世界各国や国際的な投資家は、企業に対してCO2排出量削減を強く求めています。
日本も今後、排出量に対するより厳しい課税や、国際的な制約を受けるリスクが高まります。

環境配慮を怠った企業は、将来的に多額のコスト(罰則金や税金)を支払うことになり、その費用は最終的に商品の価格や電気料金として私たち消費者に転嫁される可能性が高くなります。


📊 【参考】日本の発電方法と割合の推移

推移のイメージ

環境配慮の重要性を踏まえ、改めて日本の電力構成が過去と現在でどのように変化したのか、正確なデータで確認してみましょう。

特に、火力発電の依存度再生可能エネルギーの急増に注目してください。

発電方法(内訳)1995年度の割合2023年度の割合備考
原子力発電31.30%7.70%震災後に大幅減少
LNG
(火力)
23.90%29.00%火力で最も高い
石炭
(火力)
13.00%28.20%2023年度に大幅増
石油など
(火力)
26.50%9.00%脱石油化が進展
水力発電
(再エネ)
5.30%7.50%割合は微増
太陽光
(再エネ)
0.00%11.30%再エネ増加の牽引役
バイオマス
(再エネ)
0.00%5.90%
風力・地熱・その他
(再エネ)
0.00%1.40%
合計100.00%100.00%

表のように再生可能エネルギーによる発電は、年々増加傾向にあります。

これは、日本のみならず世界でも同じような動きがされています。
それだけ、世界的に見ても環境のために研究が進み、再生可能エネルギーの普及に取り組んでるといえるでしょう。

 

ひろの
ひろの

地球温暖化が進むと、電気代が高くなるリスクもあるなんて知らなかった…。
再エネを増やすことが本当に大事なんだね。

だいち
だいち

その通り!でもね、電気は性質上、発電所から送られてくる途中で、どの会社のどの電源(再エネか化石燃料か)で発電された電気か、区別することができないんだ。

ひろの
ひろの

え?そうなの?じゃあ、新電力が「実質再エネ100%」って言っても、私の家に届く電気は、火力発電の電気と混ざってるかもしれないってこと?

だいち
だいち

その疑問こそが、この記事の核心だよ。 実際に家に来る電気は混ざっている。
だからこそ、電力会社はある仕組みを使って、自社の電気を「実質再エネ100%」と宣言しているんだ。

だいち
だいち

次の章では、その『実質』という言葉の秘密と、それを支える『非化石証書』の仕組みについて、詳しく解説していくよ!


実質再エネ100%の『実質』とは何なのか?

悩んでる人のイメージ
だいち
だいち

さて、いよいよこの記事の核心である『実質』の秘密に迫るよ!

ひろの
ひろの

実質って言葉はスマホの購入でも聞くけど、電気の場合も何か裏の仕組みがあるんだよね?

だいち
だいち

その通り。その前に大事なことを確認するけど、「電気は発電所から家に来るまでに、どの電源(火力か再エネか)で発電されたか区別できない」ということを覚えてるかな?

ひろの
ひろの

うん、混ざっちゃうんだよね?じゃあ、新電力が「実質再エネ100%」って言っても、私の家に届く電気は火力発電の電気と混ざってるんじゃないの?

だいち
だいち

正解! 実際に家に来る電気は混ざっているんだ。だからこそ、電力会社はある仕組みを使って、自社の電気を「実質再エネ100%」と宣言しているんだ。

「電気」と「環境価値」の分離

新電力が『実質再エネ100%』と宣言できる理由は、電気そのものと、その電気が持つ『環境価値』を切り離して売買する仕組みが市場にあるからです。

電気には、次の3つの要素が詰まっています。

  1. 電気の本体(物理的なエネルギー): 電気を使う場所まで流れる目に見えないエネルギーそのものです。
  2. 化石燃料の価値(発電に必要な燃料代): 火力発電の場合、天然ガスや石炭の費用です。
  3. 環境価値(CO2​を排出しない価値): 再生可能エネルギーで発電された電気のみが持つ、「CO2​を出さずに済んだ」という付加価値です。

『実質』の意味:非化石証書の購入

新電力会社は、自社で再エネ発電をしていなくても、電力市場で流通している『非化石証書』を必要な量だけ購入します。

この『非化石証書』こそが、再エネが持つ『環境価値(CO2​を出さない価値)』を証明するものです。

つまり、新電力会社が「実質再エネ100%」と宣言しているのは、

実際に届けた電気は火力発電などと混ざっているけれど、「非化石証書」という名の環境価値を100%分購入しているので、環境負荷(CO2​排出量)は実質ゼロとみなしますよ

ということを意味しているのです。

この仕組みがあることで、新電力会社は多額の設備投資をせずに、環境に配慮した料金プランを消費者に提供できるようになっています。


実質再エネ100%と再エネ100%の違いはあるのか?

ひろの
ひろの

『実質』という言葉は、環境価値(非化石証書)によって、CO2を排出していないって意味になるんだね!

ひろの
ひろの

でも、実際にはどの発電方法で発電されたかわからないのに、お金で価値を買うってやっぱりグレーに感じちゃうなぁ…

だいち
だいち

確かに、そうだね。
でも全国で使用されているすべての電力の出どころ探るのは、やっぱり無理があると思わない?

だいち
だいち

だからこそ、お金を払ってでも環境に配慮しているという価値が必要なんだ!

違い1:発電方法の構成

【実質再エネ100%】

実際に調達している電気は、火力発電や他の電源から購入したもの(非再生可能エネルギー)が混ざっています。これに非化石証書を購入することで、環境価値を付与しています。

【再エネ100% (グリーン電力証書など)

自社で再生可能エネルギーの発電設備を持っている、または特定の再エネ発電所から直接電気を調達し、その電気を顧客に提供しています。非化石証書とは別の証書(J-クレジットなど)を付与することもあります。

違い2:CO2​排出量とコスト

「実質再エネ100%」と「正真正銘の再エネ100%」を分けるのは、単なる契約上の問題ではなく、地球環境への貢献度消費者が負担する費用に明確な差がある点です。

CO2​排出量(環境への貢献度)

区分CO2​排出量のカウント環境への貢献度
実質再エネ100%排出量はゼロとみなされる
(オフセット)
火力発電の電気に環境価値を付与しているため、CO2​は排出していますが、計算上はゼロとなります。新しい再エネ設備の増加には直接つながりにくい面があります。
再エネ100%(正真正銘)排出量は真にゼロ新しい太陽光や風力などの再エネ設備の開発を促進し、化石燃料の使用を減らすため、環境改善への貢献度が最も高いといえます。

つまり、「実質再エネ100%」は既存の再エネの環境価値を移し替えることで脱炭素を達成しているのに対し、「正真正銘の再エネ100%」は、新しい再エネ設備への投資を通じて、未来のCO2排出量を減らすことに貢献しています。

コストと安定性

区分料金プランの傾向コストの安定性
実質再エネ100%比較的安価なプランが多い非化石証書は市場で売買されますが、大量に流通しているため、追加のコストは比較的抑えられ、料金は安定しやすい傾向があります。
再エネ100%(正真正銘)料金が割高になる傾向がある再エネ設備(太陽光など)を自社で所有・運用するコストや、高い価格で再エネ電力を買い取る費用が上乗せされるため、料金は高くなる傾向があります。

💡 結論

企業や家庭が手軽にCO2排出量ゼロを宣言したい場合は、コストの安い「実質再エネ100%」で十分です。

しかし、『多少コストが高くなっても、新しい再エネを増やして地球環境に積極的に貢献したい』と考えるなら、正真正銘の再エネ100%のプランを選ぶことが大切になります。


非化石証書とは何?

ひろの
ひろの

それじゃあ、非化石証書を購入している企業は、多少コストが高くなっても環境のために『実質』再エネ100%の電力を届けてくれているんだね!

だいち
だいち

そうだね!環境に配慮した電力を送る価値とコスト、今後の企業の社会的メリットを考えた時にお金をかけた方がいいという判断になったんだろうね!

ひろの
ひろの

あれ?でも非化石証書を購入できるってどこにお金を払っているの?
それに、そのコストってまさか…電気代に含まれてるの?

だいち
だいち

そのあたりは気になるよね…
じゃあ詳しく調べてきたから、非化石証書に関して説明していくね!

『実質再エネ100%』を支える非化石証書とは、その名の通り『電気の非化石価値を証明する証書』です。

これは、国が定めたルールに基づき、市場で売買されている公的な証書であり、『電気の CO2​ を排出しないという環境価値』を証明するものです。

1. 非化石証書の仕組み:価値の分離

先述の通り、電気には『電気の本体』と『環境価値』という2つの要素があります。

  1. 再生可能エネルギー発電所(水力、太陽光など)は、電気を作る際に「CO2​を出さない」という環境価値を生み出します。
  2. この環境価値が、非化石証書という形に切り離され、電力市場で売買されます。
  3. 一方、電気の本体は、通常の火力発電の電気などと混ざって、送電網を通じて私たち消費者の元へ届きます。

2. 誰がお金を払っているのか?(コストの疑問への回答)

「そのコストってまさか…電気代に含まれてるの?」という疑問に対する答えは、

 

『はい、実質的に含まれています』となります。

 

  • 購入者(お金を払う側)新電力会社(および大手電力会社)
    • 新電力会社は、「実質再エネ100%プラン」を提供するために、非化石証書を市場で購入します。
  • 販売者(お金を受け取る側)再生可能エネルギー発電事業者(大規模な太陽光発電所など)
    • この証書の売買による収益は、再エネ事業者にとっての収入源の一つとなり、新しい再エネ設備の建設や維持管理の資金として使われます。

つまり、私たちが「実質再エネ100%」の電気料金プランを選ぶと、その料金の一部が電力会社を通じて非化石証書の購入代金となり、最終的に再エネの普及を間接的に支援することにつながっているのです。

3. 非化石証書のメリット

非化石証書の仕組みが社会に導入されたことで、次の2つの大きなメリットが生まれました。

  • 企業・消費者のメリット:大規模な投資や自家発電設備を持たなくても、手軽にCO2排出量ゼロを達成できるようになりました。
  • 再エネ普及のメリット:証書の販売収益が、再エネ事業者への新たな収入源となり、再エネ開発を後押ししています。

この仕組みがあるおかげで、私たち消費者が「実質再エネ100%」の電力プランを選ぶという小さな選択が、間接的に地球温暖化対策再エネ普及に貢献しているのです。

だいち
だいち

非化石証書についても理解できたかな?
言葉は難しいとは思うけど、簡単に言ってしまえば、非化石証書を購入している企業で契約すれば、今後の再エネ普及に携われるということなんだ!

ひろの
ひろの

うん!ちょっと難しかったけど、私たちが快適に生活していくためにも、環境に配慮するのってとても大事なことなんだね!

だいち
だいち

毎月の請求ばかり気にしがちな電気だけど、今後はお金だけじゃなく環境に配慮しているかも企業を選ぶうえで、重要な選択肢になりそうだね!


まとめ【あなたにできる環境配慮は?】

知識武装が、未来の電力への第一歩

この記事を通じて、私たちは以下の3つの重要な事実を学びました。

  • 事実1:日本の電力はまだ化石燃料に大きく依存している
  • 事実2:「実質再エネ100%」は非化石証書の購入によって成り立っている
  • 事実3:証書購入のコストは間接的に再エネ普及を後押ししている

もはや環境配慮は、国や大企業だけの問題ではありません。最終的に電気料金を支払う私たち消費者の『賢い選択』が、今後の日本のエネルギー構造と地球の未来に大きな影響を与えます。

あなたが今日からできる、3つの環境配慮

毎日の生活の中で、私たちが地球のためにできる最も強力で簡単な行動は、以下の3点です。

1. 電力プランの見直し:環境価値の購入に参加する

最も手軽な貢献は、『実質再エネ100%』の電力プランを選ぶことです。

電気代に非化石証書のコストが含まれていても、そのお金は巡り巡って再エネ事業者への投資となり、新しい再エネ設備の普及を間接的に後押しします。

毎月の電力会社との契約を見直すだけで、あなたはすぐに環境配慮に参加できます。

2. 契約先の企業の姿勢をチェックする

あなたが契約している電力会社や商品を提供する企業が、どのような環境への取り組みをしているかをチェックすることも重要です。

自社で再エネ発電所を持っている企業や、『正真正銘の再エネ100%』のプランを提供している企業は、より積極的に地球環境の改善に貢献していると言えます。

3. 節電意識を常に持つ

最も基本的なことですが、電気の使用量を減らすこと(節電)は、発電所でのCO2排出量を直接減らすことにつながります。

使わない家電のコンセントを抜く、エアコンの設定温度を見直すなど、小さな努力を積み重ねましょう。

ひろの
ひろの

今まで、お金のことばかり考えて電力会社を決めていたけど環境に配慮している企業を選ばないとね!

ひろの
ひろの

そういえば…私たちの契約している企業は大丈夫なの??

だいち
だいち

うちで契約しているオクトパスエナジーは、非化石証書の購入で実質再エネ100%だから、安心だよ!!

だいち
だいち

オクトパスエナジーは料金も安いし、環境配慮を徹底している企業でものすごいスピードで成長している企業なんだ!

だいち
だいち

今なら、友達紹介で8,000円割引もやっているから安くて環境に配慮した企業を探しているならおすすめだね!

ひろの
ひろの

8,000円も割引ある!?それは、今すぐチェックだね!!

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